2022年の春先を襲った厳しい冷え込みに対して、一時期「電力逼迫警報」が出されたことは記憶に新しいでしょう。
なぜ電力逼迫が起きているのか、今年の冬を上手に節電する方法も調べました。
2022年、電力逼迫はなぜ起きた
2011年に起きた東日本大震災を機に、国内では原発稼働の見直しが叫ばれましたよね。
そこから火力発電にシフトしていきました
しかし火力発電では原発で生み出されていた電力をまかないきれませんでした。
各地の火力発電所が老朽化したことで運転を休止したり、廃止したところが多かったそうなんです。
松野博一官房長官が関係閣僚会議を開催して、電力逼迫について話しあいをしています。
企業だけでなく家庭での節電が夏から冬にかけて必要になるということです。
2022年の夏はなぜ酷暑となったのか
2022年は6月の下旬に急に39度というとんでもない気温になりました。
そのため自律神経がやられてしまい、ひどい目にあったなぁと思います。
今年はチベット高気圧と太平洋高気圧がちょっとずつ重なってしまったので、猛烈な暑さの原因になったそうです。
作った電力はためておけないの?
今話題になっている原子力以外の発電システム。
電力が足りないときは大目に作って融通するなどしているのでもうおなじみですよね。
しかし、再生可能なエネルギーであるはずの太陽光発電で作られた電力が無駄になってしまうことも起きているんだそうです。
どれくらいの電力が使われていないかと言うと、原発に換算しておよそ4基分。
どこにも送電され無い日もあるそうですが、2つの要因があります。
まず、電力はバランスというものが大事になります。
夏や冬以外は冷暖房なしでも過ごせるので、それほど電力を使いません。
そうした時に発電して送電を続けると供給過多となり、周波数への影響にとどまらず広範囲での停電をも起こすといいます。
電力余りが起きそうな日があると火力発電所から順々に発電抑制をお願いしているのです。
充電式の乾電池があるくらいですから、発電した電力をためておけるのかと思いきや違うんですね。
今年の冬はどうする?節電問題
夏場はクーラーを使わないと命の危険があるので難しいですが、冬は節電を頑張りたいところ。
そこで「コードにつながなくても使える暖房器具」はあるのか調べてみました。
乾電池式のヒーターはあるのか、ということですが結論から言うとありません。
なぜかというと、ヒーターというのはかなり電力を消費します。
床置き式のそれなりに大きい物であれば、乾電池による電力では足りないわけです。
ただし、ワイヤレス式の暖房器具はあるのでいくつか紹介します。