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学校の勉強は役に立つ!家庭科は〇〇力の宝庫

こんにちは、スガワラユウです。ちまたでよく「学校の勉強は役に立たない」なんて聞きますよね?

実は私も、「学校に行かなくたって自分で勉強すればいい」などと傲慢なことを考えていた時期がありました。

でも、一科目を単元ごとに体系づけて授業をしてもらえるというのは、大人になってからわかりますが大変な贅沢なのです。

恥を承知でお話ししますが、小学生の時に四捨五入はしっかり勉強したものの、「切り上げ、切り捨て」についてはあまり注意して聴いておらず頭からすっぽ抜けていました。

社会人になって経理の補助に入ったとき、「わからないことはちゃんと聞け」と言われたのをそのまんま真に受けて、「切り上げ、切り捨て」について質問したため、ベテランのパートさんにものすごくバカにされたことがありました。これも「学校の勉強は役に立たない」という意識があって、真剣に聞いてなかったツケがまわってきたわけです。

あなたが将来どういう進路を取るかはわかりませんが、学校で先生が話すことはすべて聞いて覚えておく。これだけやっとけば恥をかかずに済みますよ。では本題へ参りましょう。

学校で習う科目はたいてい役に立つ

結論から言うと、学校で習う科目はすべて役に立ちます。というよりも、覚えていなかったりわからないと「学校出たのにそんなのもわからないの?」とバカにされます。すぐには役立たなくても、子供を持ったり子供とかかわるときに必ず役に立ちます。

なにかわからないことを「こうやって調べよう」「ここに行けば資料があるかな」と見当をつけて探しに行くとや、わかったことを文章にまとめて人に見せられるよう記録する。これこそが学問の大本であり、こうした力を身に着けるために大学に行くはずなのです。本来は。

経済学にアクセスしたければ数学の知識、%や利息の計算ができた方がはるかに見える景色が違ってくるということを、数学嫌いの私は身を持って体感しました。

「今そんな知的な仕事してないもんね~だから必要ないよ」という方もいるでしょう。だから「勉強役に立たない」と主張するかもしれません。

しかし、人生はどこでどう変わるかわからないのが面白いところ。結婚して奥さんにすすめられて資格取得の勉強を始める人もいるかもしれません。仕事のしすぎで体を壊し、仕事を変えるために新しい技能を身につけなくてはならないかもしれませんね。

政府自体も「一生何かしらの学びなおしをできる社会」を目指しているのですから、これからの社会は学びと無縁でいられません。

家庭科をやると、節約力がめきめき上がる

20年くらい前は、主要五科目を重視し、それ以外の科目を軽く見るような風潮がありました。実は私もそうした考えに毒されていたのですが、高校で出会ったH先生のおかげでガラリと改めます。

この先生は非常に若くきびきびとしながらもフレンドリーという、本当に素晴らしい方だったので授業中もついくぎ付けになってしまうほどでした。中学時代は上におもねるような教員が嫌いで嫌いで、学校が嫌いだったのですが、高校のH先生は明らかに違うぞ、と思ったんですね。

H先生はある問題を出しました。「3週間朝昼晩とメロンパンを食べ続けた人が、味覚異常を起こした。治療に何年かかったでしょう」

当時の私2週間程度と見積もっていました。はあなたはご存じかもしれませんね。

正解は3年かかったと言うのですから、驚きです。何にも考えずに食事をとっていたら栄養失調になりかねないこと、着用色素の危険性などを知って私の周りは100パーセント安心安全な世界ではないとわかり、ちょっとしたショックを受けました。

賢い消費者としてものごとを注意深く見なくてはならないことに気づかされたのです。そして、安いものを「お得」といって喜ぶだけでなく、「安く仕上げるために体に良くない成分を使ってないか。大丈夫か」ということを立ち止まって考えるいい機会になったのです。

それ以外にも役立ったのは、洋裁の授業です。小学校のときにミシンが怖くて使えず、中学校も課題提出のときだけいやいやミシンを使っていた程度なのでした。

高校では「ハーフパンツ」を作る課題が出され、ある程度は手縫いで作ってしまったものの、布の端のほつれだけはどうしてもミシンを使わざるを得ず、H先生の指導の元なんとか作品を仕上げたのです。

ミシンを使えるということで、高校3年時には文化祭の衣装づくりを担当しました。マリリンモンローのふんわりスカートを作るはずでしたが、買い出しに行った人の手違いで固いオックス生地を買われてしまい、ガッチリした箱ひだロングスカートになってしまったのはいい思い出です。

結婚後はある時期から子供のズボンを縫い始めます。ハンドメイドでこだわりのある生活をしたかったからでなく、子供が発達障害の傾向があって既製品服をことごとく嫌がったからです。

柔らかい手触りの布にゆったり目のウエストゴムを入れてやると、喜んではいてくれるようになるとわかったので、布地を扱う店にかようようになります。

保育園の大きなバッグや帽子、ちょっとしたポシェット、自分の簡単ワンピースなどいろいろ縫うようになりました。接着芯の貼りつけ方、ジッパーの付け方、袋縫いなども勉強しました。

おかげで自分にピッタリ合うような服を着られるので毎日快適ですし、店を何件も回らなくていいので時間の節約にもなりました。布代はかかりますが、探し回ってぴったり合う服を探し当てるまでの時間と苦労を思えば、悪くはないでしょう。

まとめ~学校の勉強は役に立つ

これは小さな例ですが、家庭科で服を作る経験をしなければ、今私はワンピースをぬっていなかったはずです。幼い時にいろいろ勉強し、やってみたからこそこうしていざと言うときお金を必要以上に使わずとも治したり、身近なものでなんとか済ませることができます。

そして学ぶ習慣があるから、安心して大きな決断ができる。その基礎にあるものこそ、学校時代の勉強であると私は考えます。なのであなたが生徒ならしっかり聞けばいいし、お子さんを持っているかたなら役に立つと伝えてあげてくださいね!

 

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