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台風18号の名前と由来
台風の名前は台風委員会で決められた名前のリストから選ばれます。
女性名が多いのかと思いましたが、遺跡に基づくナンマドルや言葉由来のタラスなどバリエーションが豊富です。
台風18号は「ROKE」、日本語で「ロウキー」と名づけられました。
「ROKE」はアメリカの男性の名前です。
発音は「ロウク」なのですが、日本語では「ロウキー」と呼んでいるそうです。理由は説明されてませんが、「マイク」を「マイキー」
というようなものでしょうか。想像ですが、ロウクだと「労苦」を連想するから、とかいうのもあるかもしれません。
もしくはただ単に、「ロウキーのほうが発音しやすい、聴き取りやすい」というだけかもしれないですが。
アメリカセレブにロウク、ロウキーというひとがいるのか調べましたが現在はいないそうです。
rokeに近い人名として、rokerがあります。
Roxie Rokerというアメリカ女優がいますが、こちらは人名というよりファミリーネームと考えたらよさそうですね。
ちなみにロキシー・ローカーさんはレニー・クラヴィッツさんのお母さんでもあります。
ROKEで調べたところ、英英辞典では中期英語の「霧・蒸気・雲」に由来する言葉だと分かりました。
「蒸気」なら台風には合いますが、アメリカでは天気を人名に使うんでしょうか。(日本だと杉浦太陽さんがいますよね)
メアリー台風やカスリーン台風といった台風に使われる名前はメジャーな女性名です。
でも台風に使われる男性名は調べてもあまり使用例が出てこないので対照的で面白いと思います。
9/29追記。rokeというのは英語は英語でも、チャモロ語なんだそうです。
チャモロ語はどこで話されている言葉なのか。その意味は?
チャモロ語とは北マリアナ諸島自治連邦区で話されている言語です。
サイパンやテニアンといった島がある、アメリカ合衆国の自治領に当たります。
チャモロ語はミクロネシアの言葉ですが、スペイン語由来の言葉がとても多いそうです。
1500年代にスペイン人がミクロネシアにやってきたあと、1886年に領有権を宣言します。
300年以上もスペインの影響を受けていたため、クレオール言語とみなされることもあるとか。
ちなみにクレオール言語とは、商人たちが言葉の通じない相手と取引する際に作られた接触言語の事です。
宜蘭クレオールという台湾で観測された言葉としては、「あなた」を「んた」というそうです。中国語で「あなた」というときは「二―」ですが、そこに日本語の「あなた」が入ったときに変化が起きたようです。
さて、チャモロ語です。チャモロ語にはスペイン由来の言葉が多いですが、「茶葉」「なっぱ」といった日本語由来の言葉も使われているそうですよ。それもそのはず、グアムの公用語なので、日本語の影響を受けていると言うことでしょうね。
チャモロ語本来の意味でrokeが何を意味するのかは分かりませんでした。
外務省のページでは主な挨拶が掲載されており、Google翻訳で対応するクレオール言語はハイチだけです。
そもそも本来のチャモロ語を取り戻そう、という動きが起きている最中なので今後元々の意味が解明されるかもしれませんね!(その前に文化破壊されていないといいですが)
スペイン語でrokeを調べると、「石」の意味だとは分かりました。チャモロ語特有の人名なのか、それともスペイン語なのか気になりますね。
台風18号ロウキーの進路と準備しておくもの
台風18号ロウキーの予測進路です。現在台風18号は29日、沖縄に接近するそうです。
本州にいつ上陸するのかについては予測が出ていません。
10月3日に熱帯低気圧になるとされていますが、今回の予報円がとても大きいので驚きました。
これは日本を覆う高気圧が台風の進路を阻んでいるためです。海の上にいたとしても大雨をもたらす可能性がありますし、「上陸するだろう」と予測して計画を立てる方がよさそうですね。
実はロウキー台風、2005年、2011年にも発生しています。
最近は列島の南から北まで順繰りに通過することも増えてきました。
風の被害が直接ないとしても油断は禁物。
数年前台風が来たとき、発電所の電線でも切れたのか大規模な停電に見舞われたことがあります。
いきなり停電し、防災無線も何も入らない中不安な気持ちで過ごしていました。
停電は1時間以上にも及び、スマホの充電もしていなかったので、家の中の乾電池をありったけ集めて充電していました。
普段は懐中電灯のパーツをあちこちに投げ込んで使えなくしてしまう子供たちも、非常事態のなかで「災害グッズで遊んじゃいけない」と学習してくれたのは救いでしたが。
まとめ
台風18号は「ロウキー」。アメリカ人男性の名前だが。あまりメジャーじゃないみたい。
メアリー・カスリーンなど女性名はメジャーなのを使うのに、男性名はそうではないと言う所がおもしろい。
チャモロ語はグアムやサイパンでつかわれている言葉。スペイン語だとrokeは石だが、もしかするとチャモロ語固有の言葉かもしれない。
進路はまだわからないが、風の被害だけでなく停電をはじめとした被害が考えられる。防災対策の一巻として、水2リットルを買う、非常用トイレを用意するなどしておくとベスト。
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