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お宅のお嬢さん、SNSでトラブルに巻き込まれていませんか?
「大人だから大丈夫」——そう思っていませんか?
実は、20代・30代の女性でも、ネットストーカーに巻き込まれるケースは後を絶ちません。
とくに、絵師や同人活動など「創作活動」をSNSで行っている若い世代は、加害者から執着を受けやすいのが現実です。
親世代が知らないところで、娘さんが長期間にわたり怖い思いをしている可能性もあります。
こんな変化があったら要注意
- 急にスマホを手放さなくなった
- 部屋にこもりがちになった
- SNSでの活動を隠すようになった
- 夜中に不安そうに起きている
一見すると「思春期だから」「趣味に夢中だから」と思ってしまうかもしれません。
しかし、その裏に ネットストーカーの被害 が隠れていることもあるのです。
私の体験談:沈静化までに4年かかった
あるジャンルで活動していたとき、「注意喚起のツイート」が回ってきました。
加害者は恋愛感情をこじらせ、特定の被害者に強い執着を持ち、被害者にブロックされると逆上。
やがて「被害者とかかわりのあるように見えたユーザー」が次々に攻撃対象になり、私もトラブルに巻き込まれました。
最終的に沈静化するまでに 4年 という時間がかかりました。
ネットストーカーは「話し合えない相手」
勘違いしてはいけないのは、ネットストーカーは 話し合いが通じない状態 にあるということです。
- 突然怒鳴り始める
- 過去にやり取りした写真や情報を利用して脅す
- ブロックや拒絶で逆上する
被害者はおびえた行動を取ってしまい、さらに相手を刺激して状況が悪化することも少なくありません。
私の場合、相手が国外ユーザーだったこともあり、解決はより難しいものでした。
私の体験談:軽い気持ちで関わったら4年間トラブルに
きっかけは、創作活動中に「○○に付きまとわれている」という注意喚起の投稿が回ってきたこと。
大変だなと思い軽く反応しただけでしたが、そこから加害者に目をつけられました。
最初は丁寧に接してきた加害者も、途中から罵倒を始め、ブロックしたことで逆恨み。
SNSの通報は効果がなく、海外サービスだったため対応も難航しました。
加害者はアカウントを次々作り替えて攻撃を続け、私も精神的にかなり消耗。
最終的には警察に相談し「反応せず、証拠を残す」方針に切り替えることで沈静化しましたが、完全に落ち着くまで4年かかりました。
ネットストーカーの特徴
- 話し合いが通じない
- 被害者や周囲の人を巻き込み、執拗に追いかける
- ブロックや拒否で逆上することがある
- 一度関わると長期化しやすい
親としてできること
子どもは「迷惑をかけたくない」と思い、自分だけで解決しようとします。
だからこそ、親が普段から気にかけておくことが重要です。
- 変化に気づいたら「大丈夫?」と声をかける
- 安易に「SNSやめなさい」と責めず、話を聞く
- 必要なら一緒に証拠を残す
- 警察やネットに強い弁護士の存在を伝える
解決への道:まずは証拠を残す
ネットストーカー対応の基本は「冷静に証拠を残す」ことです。
- スクリーンショットを撮る
※きれいなスクリーンショットの撮影方法はこちらで▶ - URLを控える
- やり取りを時系列でメモする
「ブロックしてスッキリ終わり」ではなく、後で使える証拠を確保することが最優先になります。
ネットストーカー相談の手順(ミニまとめ)
- 証拠を残す
スクリーンショット・URL・やり取りの記録を保存する - 相手を刺激しない
不用意なブロックや反応は逆効果になることもある - プラットフォームに通報
Twitter・Pixivなど各サービスの「違反報告」機能を活用する
ただし、アカウントの永久BANは難しいうえに、相手がムキになる可能性も。 - 警察に相談する
すぐ動いてもらえなくても「相談実績」が残り、後の行動につながる
警察への相談により、戦い方が見えることもあります。難点は平日休んでいかなくてはいけない点。 - ネットに強い弁護士に相談する
すべての弁護士が対応できるわけではありませんが、専門にしている事務所も存在します。
「お守り代わり」に覚えておくと安心です。
まとめ:お守り代わりに「相談先」を知っておく
ネットストーカーは、本人の力だけで解決するのは難しい相手です。
- 証拠(スクショ・URL)を残す
- 相手に反応せず沈黙を守る
- 専門家に相談する
この流れを押さえておくだけでも安心につながります。
親御さんが「相談していいんだよ」と伝えてあげることが、何よりの支えになります。
そして、もしもの時のために「ネットに強い弁護士」など、頼れる専門家をお守り代わりに覚えておくことをおすすめします。