二次創作(夢小説・二次小説)を長く書いてきて、
「そろそろ一次創作をやりたい気はするけど、どうしても踏み切れない」
そんな違和感を抱えたまま立ち止まっている個人創作者向けの記事です。
Contents
二次創作がつらくなった理由
私は長いあいだ、二次創作で夢小説を書いていました。
キャラクターが好きで、感情移入も強く、
そのぶん解釈違いや感情のもつれで衝突することもありました。
気づけば作品の中には、
原作キャラよりもオリジナルキャラが増えていき、
「もうオリジナルでやればいいのでは?」
という声が、心のどこかでずっと鳴っていました。
一方で、
「二次創作でオリキャラを出すな」
「それなら一次でやれ」
そんな言葉も同時に思い浮かび、身動きが取れなくなっていったのです。
私が選んだ解決法は「すぐに移行しない」ことだった
結論から言うと、
私はすぐに一次創作へ移行するのをやめました。
無理にキャラクターを置き換えたり、
「これはオリジナルです」と言い張ることもせず、
そのジャンルから約2年ほど距離を置いたのです。
時間を置くと、
キャラクターへの熱は少しずつ落ち着いていきます。
すると不思議なことに、
「なぜこのキャラが好きだったのか」を
感情ではなく、言葉で考えられるようになりました。
ここで私が自分に問いかけたのは、
次の一文でした。
「このキャラが、この姿を失っても好きでいられるだろうか?」
実際の作業など
私がやったことを、先に箇条書きでまとめます。
- 人間キャラを、あえて動物・人外キャラに置き換えてみた
- 見た目・雰囲気・声といった「ガワ」をすべて外して考えた
- 「そのキャラに惚れた理由」を一つずつ言語化した
- 自分が好きだったキャラの共通点を洗い出した
- ヒロイン側(惚れる側)から設定を作り直した
二次創作から一次創作へ移れないとき、
それは失敗ではありません。
キャラへの愛が強いなら、
いったん距離を置くのも立派な選択です。
もしこの記事が少しでも参考になったら、
1〜2分で終わる簡単なアンケートにご協力いただけると嬉しいです。同じように悩んでいる人に向けて、
次にどんな記事を書くべきか考えるためのものです。
匿名で回答できます。所要時間は1~2分です。

「ガワを壊す」という作業
最初にやったのは、
キャラクターの外見を壊すことでした。
人間キャラのままだと、
どうしても原作の影がちらつきます。
そこで私は、
- 動物
- 人外
- デフォルメキャラ
といった形に、思い切って置き換えてみました。
原型を留めない姿にすることで、
「これは別物だ」と頭が切り替わりやすくなったのです。
ルックスを外したら、何が残ったか
次に、
- 見た目
- 雰囲気
- 声
これらをすべて除外して考えました。
すると残ったのは、
正直に言えば、ほとんど何もありませんでした。
このとき気づいたのは、
「私はキャラの中身よりも、
声優の声やビジュアルに強く惹かれていたのではないか」
という事実です。
これはショックでしたが、
同時に、どこか納得もしました。
「惚れられる側」ではなく「惚れる側」を作る
そこで視点を変えました。
これまで作っていたのは、
誰かに惚れられる存在でした。
今度は逆に、
誰かを好きになる側の人物を作ることにしたのです。
そこで書き出したのが、次の要素でした。
- 三白眼
- ぶあいそう
- 真面目
- 冷静に状況を判断し、必要なところで戦う
助けられるだけのヒロインではなく、
邪魔にならないよう自分の役割を果たし、
自分のことは自分で始末できる女性。
いわば、
秘書タイプの戦うヒロインです。
好きなキャラの共通点に気づいた瞬間
この女性像を書き出しているとき、
過去に好きだったキャラクターたちが次々に思い浮かびました。
すると驚くほど、共通点があったのです。
- 三白眼
- クール
- 言葉遣いが荒いこともある
- 敵に回したくないタイプの女性
ここでようやく、
「自分の癖(ヘキ)」が言語化できました。
一番つらかったこと、そして救い
一番つらかったのは、
「自分はキャラそのものを愛していたわけではなかった」
と認めることでした。
でも同時に、それは救いでもありました。
無理に一次創作へ行かなくていい。
無理に今すぐ形にしなくていい。
そう、自分に許可を出せたからです。
距離を置いても、
創作そのものが嫌いになることはありませんでした。
むしろ、
分析する時間は楽しかったです。
私が学んだこと
この経験から学んだのは、
一次創作は、
才能や勢いよりも自己理解がものを言う、ということでした。
二次創作から一次創作への移行は、
勢いでやるものではありません。
整理のプロセスが必要です。
まとめ
二次創作から一次創作へ移れないとき、
それは失敗ではありません。
キャラへの愛が強いなら、
いったん距離を置くのも立派な選択です。
そして、
- なぜそのキャラが好きだったのか
- 何に惹かれていたのか
それを丁寧に言語化する。
それができたとき、
一次創作は「怖いもの」ではなく、
自然な次の一歩になります。
今日すぐに動けなくても大丈夫です。
まずは、自分の「好き」の正体を書き出すところから始めてみてください。